部活動が厳しくて勉強時間がみんなより取れません。引退時期も遅いので受験に間に合うか不安です。

私も部活動中心の生活を送っていたため勉強はほとんどしていませんでした。

私が高校3年の夏までひたすら部活ばかりの生活を送ったのは「受験のチャンスは何回かあるけど高校で部活に打ち込めるのは一度だけ!」とけじめをつけていたからです。初めから「引退までは部活を一生懸命やって、その後で勉強に集中しよう!」と決めていました。
部活をしていた間の成績は本当にダメダメでしたが(謙遜ではなく本当に!)、当時は勉強をしている人を見ても焦りは全然無くて、「みんな塾に行ったりして大変だな~!」と思うくらいでした。
私は受験勉強と部活を両立できたとは言えませんが、家で勉強する時間が少ない分、毎日の授業には集中し、単語の暗記など少ない時間でも出来るものは「忙しいから」と言い訳せずに隙間の時間を見つけてなるべく続けるようにはしていました。

引退後は英数国の基礎固めから始めました。
特に英語は過去問を見てもさっぱり意味が解らなかったので、単語と英文解釈の参考書を徹底的にやりこむようにしました。学校の先生も「10月までは基礎固め」と言っていたので焦らず取り組むことができました。
部活動をしていた時間をそのまま勉強時間に充てたので生活リズムの変化はありませんでしたが、運動をするのと座って勉強をするのでは勝手が違います。

私が勉強を続ける上で気をつけたのは「やるときはやる」を徹底したことです。逆を言えば「休む時は休む」。勉強もただ時間だけをかけていたら効率が悪く疲れてしまいます。勉強と休憩の時間をきっちり分けて、休憩中は勉強のことを一切考えない。勉強時間はタイムアタック式にして時間が来たら計算途中でもペンを置く。そうすることで集中力が上がり、実際の入試の時のタイムマネジメントにも役立ちました。
どうしてもやる気が出ないときは好きな曲を聴いたり、軽いストレッチで気分を変えます。苦手な分野をするときは最初に自信のあるところから手を付けると「よし!あの問題もやるか…!」と勢いが付きました。

ゲームで点を取ると嬉しくなるように、どんな些細なことでもいいので嬉しいことをモチベーションにつなげることが大切だと感じています。楽しむことで成績は付いてきます。
私は模試の点数が悪くても「こんなの自分らしくないな~!」と思って出来るところを増やしていくようにイメージしながら勉強をしていたのですが、8月にE判定だったのが12月にはB判定に、そして本番の入試では志望校に合格することができました。

部活動を一生懸命した人だからこそ、時間の使い方やメンタルのコントロールができるはずです。楽しみをモチベーションにして残り数か月を走り切ってください!

(農学部U.I)